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現状ほぼ高画素フルサイズミラーレス覇者「α7R III」を徹底的に調べてみた

投稿日:2019年5月14日 更新日:

α7R III

今やスマートフォンでもデュアル、トリプル、オクタレンズと被写体ボケや望遠など一眼に近づいてきた感があります。光量さえ十分であればスマホにすべて任せてしまってもいいかもと思い始めています。となるとセンサーサイズによる画素数や画質の優位性を突き詰めると、現在のところフルサイズミラーレスでもないと一眼を持つ意味ってなくなってきたのかもと思い始めています。特に筆者が使ってきたマイクロフォーサーズでは高感度がどうしてもネックになってくる感じです。

このあたりは昨年からフルサイズミラーレスの動向には注目しており、一通り出そろい、店頭で触ったりはしてみました。

ニコン Z6/7(Zマウント)・・・デュアルスロットになぜしなかった。液晶がごく普通のチルト。
キャノン EOS R/RP(Rマウント)・・・全体的に悪くはないけど、手振れ補正がない。あとこれもなぜデュアルスロットにしなかった。
パナソニック(Lマウント)・・・頑丈そうで操作性も機能も悪くはない。とはいえいくならんでもデカすぎ。あとレンズが高すぎて破産確実。

いずれもラインナップや性能は横並びということろですが、どれも初号機ということでまだまだブラッシュアップが必要な感じ。

結果としてソニーがほぼ5年も先に仕掛けていた部分もあり、ソニーがよほどあぐらをかかない限り、この牙城を崩すほどのブレイクスルーは起きないと思ったので、「FEマウント」の「α7R III」に興味が出てきました。

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α7R IIIの魅力

4300万画素の高画素で高画質

なんといっても高画素が高いこと。画素数至上主義は割と否定的な意見もあるのですが、スマホに食われている以上、高画素で高画質は避けて通れない部分になります。

秒10コマの高速連射

4300万画素という高画素でなおかつ10コマは驚異的です。出し惜しみなし。

価格が安い

高画素機は40万スタートですが、現在α7R IIIは30万円以下で入手可能です。コストパフォーマンス

レンズが豊富になってきた

もともとレンズも結構ネックになっていたのですが、現在は各社からEマウント用のレンズが充実してきました。
それでもキャノンEFマウントに比べると少ないですが(特に望遠)、何だったらマウントアダプターをつければ選択肢は無限大です。

フルサイズなのに軽量コンパクト

マイクロフォーサーズ機と同等のサイズ感になってます。フルサイズなのに。逆にマイクロフォーサーズが最近でかくなりすぎてるのもあるのですが。
とにかくGX8を使ってた身としては、持った感じはかなり近くて全体的なサイズ感も近くて持ち運びやすいです。

アップデートによる改善

先日のアップデートでかなり非の打ち所のないカメラになった感じはします。インターバル撮影とかなんでいままで標準で出来なかったんだってレベルではありますが。

今のところ非の打ちどころがないように見えるα7R IIIですが、個人的にイマイチだなと思っていることも挙げていきます。

Eマウント1つに揃えておけばでAPS-Cも使える

キャノン、ニコン、パナソニックのミラーレスフルサイズはいずれも新しいマウントで出たところなので、各マウントではフルサイズ機しかありませんが、ソニーのEマウントはもともとAPS-Cから始まったためフルサイズのα7、9シリーズとAPS-Cのα6xxxxシリーズ(過去はNEXシリーズ)と状況に応じて使い分けが可能です。
今回は仕事にも使えるフルサイズがほしくてα7を検討してますが、普段用にα6000でも持っておけば気軽に持ち出せるスナップ機として使え、なおかつレンズも共通で使えます。もちろん焦点距離が変わりますが、その点は逆に利点にもなりえるでしょう。

α7R IIIのイマイチなところ

液晶が横位置でのチルトしかできない

バリアングルなどに慣れてると縦向きにして液晶を見ながら撮影などができないのが少し不便そうです。まぁ諦める部分かも。パナソニックのような縦チルトでもつけばなおいいのですが。

デザインがどちらかというとエルゴノミックではない

何度店頭で持っても違和感がのあるグリップ感です。指が自然とシャッターボタンやダイヤルに来ないなど、デザイン優先というかんじ。グリップの握りやすさでいうと圧倒的に他社ではあります。軍艦部分もカッコいいのですが少し出っ張りすぎで引っかかりそうな気はします。
それに加えて高さが手が小さめの自分でも小指が安定しません。この点は別途下にバッテリーグリップなどをつければ解決はしますが本末転倒な気も…。

バッファがRAWで30枚まで

画素数も4300万画素なのでそんなものかなという気はしますが、さすがにそのあたりはフラグシップのα9と差をつけているようです。とはいえまぁ必要十分ではあります。

スロット2はUHS-IIではない

残念ながらスロット2はUHS-IIではないので、交互記録で書き込み速度を稼ぐことはしづらそう。
あくまでスロット1のバックアップに使うべきでしょう。

 

個人的には上記のイマイチな点は目をつぶれそうかなというところですね。
次回、α7R IIIの詳細レビューもお届けします!

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